2つの石鹸

お近くのスーパーを想像してほしい。

そのスーパーの石鹸コーナーに2種類の石鹸が置いてある。

1つは有名メーカーの石鹸、もう1つは地元でほぼ手作業で作っている石鹸。

パッケージを想像することはたやすいことでしょう。

 

 

石鹸さてこの2つの石鹸。

どちらがたくさん売れるか?

その答えは

知りません!(笑)

どちらがたくさん売れるのか最初からわかっていたら苦労しませんよね?

 

でもひとつだけ言えることがあります。

それはお客様は自分の心に聞いて、その答えに従って商品を買うということ。

ここはとても重要なことですよ!

決して石鹸の性能やネームバリューだけで買うわけではないということ。

自分の中から出てきた答えに従って買う

 

石鹸に限らず肉でも野菜でもよく見かけません?

奥様方がなぜかあごに右手か左手を添えて考えている光景。

あの時、奥様方は自問自答しているんです。

だからそこで答えが出るまでは商品に手を伸ばさない

 

ということは「やっぱりメーカーものがいい」という人はメーカーものを買う。

いやいや、やっぱり地元で手作りで作ってある方がいいって人は「地元産」を買う。

この違いが出てくるわけですね。

だから肉でも野菜でも「地場産」とか「●●農協」とか書いてあるじゃない?

あれですよね。

 

となればですよ、中小零細企業が目指す先はどちらか?

これは考えるまでもなくはっきりしているわけですね。

考えるまでもないことなんです。

 

手作り感、地元産というようなことを前面に出すようになると、自ずと「ぬくもり」を商品から感じるようになります。

というか「ぬくもり」を感じるような商品やパッケージにしないといけない。

でなければ大手と変わらないわけだから負けるわけですよ。

人のぬくもり、作り手の愛情を感じてもらえるようにしていけば、それが伝わったお客様には買って頂けるようになるわけです。

それがコアのお客様です。

そのお客様を大切にしながら、少しずつその輪を広げていけるように反則、いやいや販促をするわけです。

口コミなんてそういうところから広がりますから。

 

生産性を重要視することは大事なことだけれど、生産性を追い求めすぎると手作り感やぬくもりは消えてしまいます

大手と同じように機械生産するようになるから。

だから「ウチは便利な機械があっても手作りなんです!」ってところは残しておかないといけない。

そこが強みだからですね。

 

こんなふうに考え見るとちょっと視点が変わって来ませんか?

強みは性能や効能だけじゃないんですよ。

何が強みなのか?

それにこだわって、こだわりぬいた企業が京都には残っているのです。

だから未だに少量しか生産できないものがあります。

だから午前中で売りきれなんてことになるんです。

そして「それでいい」と考えるから、訳のわからない「近代化」を追い求めることはないわけです。

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