原価を下げる理想的な姿

粗利(売上総利益)をより多くするために原価を下げることを考える場合は、まず自社内で発生している原価を下げるようにしなければなりません。自分たちがコントロールできる原価だからです。他社への値下げ交渉などはその後です。

 

交渉業種によっては自社内で発生している原価がほとんどないかもしれませんが、それでもまずはそこに目をつけること。そして自社内の努力によって原価を下げ、それでも足りない場合のみ他社との交渉に踏み切ることができると考えた方がいいでしょう。

 

ただし、これは松下幸之助氏も言ってた言葉ですが「業者さんも飛躍でき、かつ利益をもたらすこと」が大前提です。ただ単に「値段を下げろ!」ではやがてどの業者も相手にしてくれなくなるでしょう。

 

自社と業者が一体となって原価を下げる工夫や努力をすべきであって、それが実現できた暁には自社も業者も利益を確保できる。そして進歩できる。つまり「Win-Winの関係」が出来上がるようにすべきです。

 

簡単なことではないと思います。だけど簡単ではないからこそ両社が協力して原価を下げる努力をするのです。これが原価を下げる理想的な姿でしょう。

 

モノを作れば作っただけ売れる時代ではないことはご承知のとおりです。だからこそ難しいことも多いとは思いますが、それを達成できた時の喜びは格別な喜びの一つです。こういう喜びを若手社員も一緒に共有できるようになれば、仕事の面白さを肌で感じることができるでしょうし、彼らが主役になる日もきっと近いことでしょう。