繁栄と衰退の分岐点
昨日は久しぶりに父と長時間話をしました。
だからどうってことはないのですが、多分あれだけビジネスの話をしたのは初めてのことだと思うのです。
僕がそういう年齢になったからでしょうか?(笑)
父が経験してきた50年あまりの仕事人生の中で得た教訓、価値観、考え方などを珍しく饒舌に話してくれたことはうれしいことでした。
父は既に第一線から退いていますので「これから」の話はすべて推測になります。
しかし僕は見事に当たるような気がします。
それは市場の原理と顧客との関係の2つが関係しているためです。
もちろん基本は父が長年勤めていた業界の話ですよ!
『多くの伝統産業が世の中から必要とされなくなってきている。』
これは伝統産業に限ったことではないですよね?
どんな業界であっても起りうること。
まず商品やサービスを必要とする絶対数が減りはじめ、顧客との接点を適切に保つことができなければ、やがてどんな産業だって衰退します。
顧客との接点を保つことができれば衰退のスピードは遅くなり、緩やかなものにはなるでしょう。
中には「勝ち組」と言われる企業も出てくるかもしれません。
需要そのものがゼロにならないのであれば、そういう企業が出てくることも十分ありうることです。
という状況を迎えるころ、大多数の同業者は廃業、倒産に近い状況でしょうね。
ですからどんな商売であっても顧客との関係を良好にしておくことが絶対に必要なのです。
最低条件であり最高条件でもあります。
そこに目を向けられるか否か?
これからの商いはここですね。
ここが勝負の分かれ目。
天王山でも関ヶ原でもいいけど、歴史の分岐点になる重要な局面だ言えるでしょう。